エピソード4 2005.7.21
二見 本日はお忙しい中、多数お集まりいただき、誠に有り難う御座います。アメージング・コング(以下・A・KONG)選手が来ません。お時間も過ぎていますので、始めさせていただきます。8・23T−1グランプリ(以下・T−1GP)一部対戦カードの発表と新たな参戦決定選手を発表する前に、本日発表するカード、これから発表するカード、T−1GPでの対戦カードは各団体、選手の協力なしでは実現できないカードです。
改めて各関係者には感謝すると共に、今の気持ちを大事にして女子プロレス界のために奔走して行きたいと思います。木村響子(JWP女子プロレス)対華名(メジャー女子プロレスAtoZ)吉田万里子(M’s Style)対竹迫望美(I.W.A.JAPAN)A・KONG(元全日本女子プロレス、アメリカ代表)対山縣優(KAIENTAI DOJO)以上3試合決定しましたが、今言いました6選手のうち、別カードがT−1GPで実現してほしいカードの1位になった場合、変更の可能性がありますので、予めご了承下さい。それでは、発表カードの経緯をご説明させていただきます。最初に木村選手対華名選手のカードに関しては、昨年からJWP、AtoZ、両陣営に告げていたどうしても実現したいカードの一つでした。年頭のLADY、GO!で対戦予定でしたが、華名選手の怪我のため一度は流れ、幸いにもT−1GPで実現できることになって 、嬉しく思います。両選手はキャリアこそないですが、それを感じさせないファイト期待したい。今大会を機に、木村選手、華名選手を中心とした時代が到来することを願っています。そしてベルリンの壁を崩壊し、名勝負数え唄になれるようなファイトを期待しております。次に吉田選手対竹迫選手に関しては、このカードの位置付けは竹迫選手の息吹へのチャレンジマッチです。吉田選手からT−1GPでは若い世代と向かい合い、未来への手応えを感じたいと要望があり、思い切って竹迫選手を抜擢しました。今後、息吹へ参戦できるかは竹迫選手次第ですし、一気に主役に上り詰める可能性があるカードだと思います。本日、両選手諸事情により会見を欠席してますので、
決意表明は8月3日「T−1GP」前夜祭のイベントに出席しますのでその時改めてお願い致します。最後に、A・KONG選手対山縣選手は、山縣選手の逆指名により実現に至ったカードです。まず、山縣選手から参加候補選手のうち3名、対戦要望の逆指名がありました。その3選手の中でこれから山縣選手がトップレスラーとして追求して行くならば、現在の日本女子マット界最後の最強外国人レスラーである、
A・KONG選手は避けて通れない道だと思い、このカードを組みました。山縣選手には世界超え、その先の天下を目指してほしい。この対決はセ・リーグvsパ・リーグというより日米野球、今大会の唯一の日米対決です。A・KONG選手には、今回の逆指名を伝えた所「クラッシュ」潰しますと言いました。ある意味T−1のTは潰しのTでもある訳だし、天下分け目のやるか、やられるか、の闘い、そしてA・KONG選手はブラックモンスターばりの、スケール大きい闘いを期待しております。何より本日発表した3カードはすべてシングル初対決です。残りのカードも斬新なカードをファンの皆様に提供する予定です。以上を持ちまして、対戦カード決定に至る経緯を説明させていただきましたが、本日は、元全日本女子プロレスで、現在メジャー女子プロレスAtoZさんを中心に活躍しています、前村早紀選手がT−1GP参戦を発表させていただきます。前村選手参戦決定に至る経緯を説明させていただきます。前回の記者会見の際、新世代の選手に対して参戦要望逆指名をさせていただきましたが、「何故前村選手が入っていないのか」とファンの方からもご指摘がありました。これには理由がありまして、昨年の8月23日に全女の松永会長、副会長、前村選手、某選手と一緒に食事をし、その際来年の8.23はT−1GPを開催するので、何とかそこまで頑張ってほしいと参戦のオファーをしていました。そういった固い約束があったので、逆指名の中に前村選手を入れませんでしたが、きちんと自分の視界には入っていました。本人もその事は覚えてくれて、これを機に更なる飛躍を期待すると共に、今大会参戦決定選手の中で最年少でもあります。私は前村選手こそ、全女イズムの最後の継承者だと思いますし、然るべき最高の対戦相手をご用意したいです。
以上を持ちまして、前村選手、T−1GP参戦決定に至る経緯を説明させていただきました。続きまして、JWP女子プロレス、木村響子選手にT−1GP参戦に関しましての決意表明をいただきます。
木村 最初にオールスターと謳われていまして、自分は絶対に出るものだと勝手に思っていましたが、ファン投票に自分の名前がなく本当にがっかりしていました。切実に自分の名前を売らないと思っていた所、なんとか二見さんに逆指名という形で出場することになって、自分の試合を初めて観る人にも木村の名前を覚えて帰ってもらえる様なファイトを見せたいです。
二見 続きましてメジャー女子プロレスAtoZ、華名選手にT−1GP参戦に関しましての決意表明をいただきます。
華名 先日のJWPさんで初めてタッグで対決して、その時顔面にどんだけやるねんって位蹴られたんですけど、自分は結構そういうの忘れないタイプなので今回の試合は凄く楽しみです。
二見 A・KONG選手にT−1GP参戦に関しましての決意表明をいただきたいのですが、まだ来ません。後程謝らせますので次に進みます。続きましてKAIENTAI DOJO、山縣優選手にT−1GP参戦に関しましての決意表明をいただきます。
山縣 二見さん記者会見2時からですよ。自分が指名した選手が来ない、自分拒否していいですか。失礼じゃないですか。自分は態々千葉から来ました。用意してくれるから、ここに来ると言ったからT−1に来ました。来ないと言う事は、気分悪いですよ。
参戦辞退させて下さい。いいですか、段取り悪過ぎますよ。
二見 段取り悪いも名何も、その怒りを当日A・KONGにぶつければいいじゃないか。
山縣 自分は用意してくれるから態々来た。しかし居ない。お互いに言う事も出来ないし、来てなかったら何も言えないから辞退しますよ。舐められたもんですよな。
二見 何でもちょっと嫌な事があったら辞退するのか。
山縣 はい、気分悪いですよ。KAIENTAIも舐められたもんだな、ねぇコミッショナー。
二見 自分もこんな事(遅刻のこと)やられるのは初めてだから、今電話します。
(A・KONGの代理人松永正嗣氏に電話を掛ける)もしもし一体どうなっているんだ!
こんなに遅くなってマスコミさんも待たせて、山縣選手も参戦辞退すると言っているんだけど、何やっているんだ!スターバックス?まだ、スターバックスに居るのか、いい加減にしてくれるか、早く来い!(電話を切る)申し訳ない、5分待ってくれます。
山縣 (苦笑)スターバックスですか、来るんですか。
二見 今すぐに来ると言っています。
山縣 それなら待ちます。
二見 それでは最後ではなくて、続きまして前村早紀選手にT−1GP参戦に関しましての決意表明をいただきます。
前村 まだ、対戦カードは決まっていないですが、色んな団体とか...(ここでA・KONG選手登場)
AK こんにちは
二見 あのね、late(遅刻)。プレスにapologize(謝る)。
AK (まったく反省せず、日本語で)皆新人でしょう。私トップレスラーです。無理無理無理。(その後、英語で一方的に喚く)
二見 (正嗣氏に向かって)英語分からないから通訳してくれる。
山縣 何言ってるの。
正嗣 みんな新人なんでわざと遅れてきました。
二見 そう言う問題ではなくて、悪いけど俺の責任になっているんだ。俺の責任を英語で言ってくれる。(正嗣氏が、A・KONG選手に二見氏は今大会の責任者だと説明する)
AK a president(日本語で) オー社長さんですね(二見と握手する)。
二見 (記者に)プロフェッショナルレスラーアメージングコング。
Speak determine T−1GRANDPRIX(決意を話す)
AK 皆新人!(前村選手を小突き)チビ!(木村選手を小突き)バカ!(華名選手を小突き)バカ!(山縣選手を小突き)
I don’t know,Easy money この後通訳不可能な英語で喚く。
二見 (正嗣氏に向かって)あんまりふざけた事ばかりやっているとギャラダウンするぞと英語で言ってくれ。
AK (正嗣氏が説明する、日本語で)ギャラダウン?ごめんなさい、スターバックスすいませんでした。
二見 (A・KONGvs山縣戦にポスターに指を指して)プロフェッショナルレスラー山縣。対戦相手です。
AK (また一方的に笑いながら英語で喚き、次に日本語で)アメージングコングです。こんなのダメダメ。
山縣 うるさい!
AK Idon’t know (日本語で)誰?誰?誰ですか?(山縣選手を小突き、英語で喋る)
この後睨み合い。
山縣 English分からない。何て言ってるの?(正嗣氏が)聞こえますかと言っています。
聞こえる、聞こえる。聞こえるよ!
AK (また小突き、英語で一方的に言い再度胸を押し)
山縣 あぶない!
AK バイバイ!(と言ってエレベーターホールに行く、二見社長が追いかける)
山縣 じゃあね!意味分からないよ、分かりました?英語分からないよ。
二見 (エレベーター付近で正嗣氏に)山縣とfightでOK?対決決定でいいか?
AK OK!Easy money Easy money(この後英語で喚きながら帰る)
二見 何言っているか分からないな。今の感じだけどやるか?
山縣 舐められたもんですよね、いいですよ!自分。でもやる気あるんですかね。
8月23日のリングに上がる勇気はあるんですか。
ここまで舐められたら自分の名前が汚れますから。
二見 改めて、A・KONGvs山縣優戦は決定で。
山縣 いいですよね、コミッショナー。
味方 はい。
二見 中断して申し訳ないけど、もう一度改めて前村選手に決意表明をお願いします。
すみませんがお願いします。
前村 何だかよく分からないですけど(一同笑)、ちょっとT−1GPに不安があるんですが、決まった相手と闘って色んな団体の選手の中で一番目立てる様に頑張りたいと思います。
二見 以上をもちまして...
山縣 ちょっといいですか。さっきIdon’t knowと言う言葉だけ分かりましたが、自分の事知らない訳ですよね。一度試合を観に来てほしい。8.14ディファ有明KAIENTAIの試合がありますので、特別リングサイドで用意します。二見さん呼んで下さい。
二見 はい分かりました。約束します。8月14日ね。
山縣 それで自分の事どうでもいいや、やりたくない、来場しなかったら、参戦拒否辞退しますから。それでいいですか。
二見 色々と難くせが多いですね(記者笑)。
山縣 トラブルメーカーですから。ナンボでも言ったもん勝ちですよ。
二見 (記者に向かって)あの二見もタジタジだと書いて下さい(記者笑)。ここで、改めまして今大会の詳細など新しいお知らせがあります。本日は時間も限られていますので、資料上に示しました。山縣選手と前村選手のサイン会は新たな情報なのでご掲載をお願いします。以上を持ちまして概要の説明を終わりとさせていただきます。
それでは、限られた短い時間ではございますが、質疑応答の時間とさせていただきます。
記者 木村選手、先日のJWPで初めてタッグでぶつかりましたが、感想は。
木村 よく雑誌に載っていて評価も高いと聞いていたので、どんなもんかと思っていましたが、別に普通の新人でしたね。自分からしたら負ける要素はまったくないし、強いて華名に負ける所があるとすれば、顔とお腹の肉位ですね。(華名、木村を蹴る。木村、華名に蹴り返す。更に華名、今度はうるせーな!と言い木村を蹴る。木村ふざけんな!コラ!と蹴り返す(ここで二見が止めに入る)。
記者 華名選手は、この間顔面を蹴られてそういうのは忘れないと。
華名 1回やってみてそう思ったので、またやるのにちょうど良かった。もっとボコボコにしてやりたいと思います。
記者 前村選手は、二見さんが言ってましたように、1年前から出場オファーかけられました。
前村 はいそうです。良かったです。
記者 今大会の主旨から出場となりましたが、改めてどう思ってましたか。
前村 先程言ったように色んな人が出るので、その中で一番目立てるようにやるのみです。
記者 カードが決まってませんが、それに関しては。
前村 自分の力が出せれば誰でもいいです。
記者 山縣選手、バカにされたような感じで改めてどうですか。
山縣 いいんじゃないですか。だって自分の事を知らない訳ですから、じゃディファに来いよ。それで判断すればいい。二見社長から日米対決と言われましたが、それをヒントに受けっぷりを見せてあげましょうか。あんなデカイ人に技掛けられて、自分ダメージを逃がす技術を持っていますので、潰せるもんなら潰してみろ!という感じですね。
二見 皆さんよろしいですか。T−1GPエピソード4を終了とさせていただきます。
それでは撮影をお願いしたいのですが、集合写真は、大会当日の全選手入場式で初めてお披露目する形を取りたい選手間の要望がありました。記念撮影は、各対戦カード個別でお願いします。木村選手vs華名選手でお願いします。続きまして山縣選手お願いします。前村選手はこちらで撮影をお願いします。
味方 社長、今関係者から正式にA・KONGが8.14ディファで山縣を見に行くとコメントしました。
二見 正式に8.14K−DOJOディファ大会、A・KONG選手が来場するということで。